治療方針と外来受診
治療方針
認知症の方とご家族のみなさまにとって最適の治療となるよう心がけてまいります。
基本理念
認知症の人にとって、入院による環境の変化は大きなご負担となります。
私たちは治療法以前に、安心して生活(療養)出来るような環境づくりを行っています。
厳密な医学的鑑別を基礎とします
認知症の症状に重大な問題が潜在していないか、各種検査(CT・脳神経生化学的諸検査・知能検査・神経心理学検査・一般内科的諸検査)等を十分に行います。
薬物治療への注意
近年この分野での薬剤の進歩は著しく、有効な薬剤も多く見られます。しかし老年者には、薬物に対する副作用もでやすい為、充分な注意をしつつ科学的な治療を行います。
身体状況の管理
特に高齢者は身体状況(他の傷病など)の悪化から、容易に認知症状が悪化します。穏やかな入院生活をしていただく上で、身体チェックには、特に留意いたします。
リハビリテーション
認知症の人のコミュニケーション能力の向上を第一とし、訓練よりもその人らしさを出来るだけ尊重するようなリハビリテーションを目指し、生活療法、作業療法、音楽療法、絵画療法、回想法、ゲーム、レクレーションなどを行います。
退院(在宅ケア)に向けて
当院は退院後の家族支援に重点をおいています。外来治療だけでなく、ケアマネージャーを通じてデイケア、小規模多機能施設、居宅介護支援事業所、訪問介護が一体となってフォローいたします。
外来受診
ご不明点はお電話でお気軽にご相談ください。
診察時間
月曜日~土曜日 午前9時~正午(受付終了)
※水曜日~土曜日は予約制です。
(初診の方は予約不要ですが、午前10時までに受付にお越しください)
※午後からの診察は致しておりません。
毎月初めの診察時には保険証をお持ちください。
初めて受診される方へ
【持参するもの】
・健康保険証
・後期高齢者医療被保険者証または健康保険高齢受給者証
・紹介状(お持ちの方のみ)
・現在飲んでいる薬、または薬がわかるもの
・眼鏡、補聴器等
初診の場合は、予診・検査等に時間がかかりますので、午前10時までに受付にお越しくださいますようお願い申し上げます。
診察終了までに、お時間がかかりますので、時間には余裕をもってお越しください。
初診時の医師の指定はできません。ご了承ください。
※患者様の普段のご様子が分かる方の付添をお願いします。
「予診表」ご記入のお願い
初診ご来院時、「予診表」をご記入して頂いていますが、ご自宅のプリンタで印刷し事前にご記入いただけるようPDFファイルを用意いたしました。
宜しければご活用して頂き、記入済みの「予診表」をご来院時、受付にお渡し願います。